気で気を養う ♪
2016.02.26
カテゴリ:お出かけ記録
気で気を養う ♪
今日は、皆揃って恒例の大阪城の梅林に、行って来ました。
落語の「貧乏花見」は、梅ではなく桜の花見ですね。
長屋連中が集まって、卵焼きの代わりに択庵(こうこ)、酒の代わりに茶(お茶け)、かまぼこの代わりにおこげ(釜底=かまぞこ)を持って賑やかに、
そして身なりもそれらしく紙の!羽織や、嫁さんのお腰の着物、ザルに紙を貼った山高帽、裸体に墨を塗った洋服などで、気で気を養っておおいに気分を盛り上げて花見に出かけるお話。
「ほたら、卵焼きをいただきま」
「おい。おい。卵焼きやから、音立てたらあかんで」
「ええっ!けどこれコウコ(沢庵)やで。コウコ、ボリボリいうて音立てな食われへんがな」
「何言うてんねん。音立てんと口ン中でロレロレして飲み込まんかい」
「えらいこっちゃで。これ…おいっ!く、苦しい!!」
「あかん~コウコ喉詰めよった!茶ア飲ませたれ!!おいっ!大丈夫か!」
「…ああ苦しぃ。おい。みんな気イつけや。卵焼き食うの、命がけやで」
と、まさに「気で気を養う」能天気なこの話が、私は大好きです。
NPO法人まんぼう